OSAKA創業フェア2018に行って
先週の2/9に大阪信用保証協会主催で開かれた「OSAKA創業フェア2018」に,知り合いと大阪産業創造館に行ってきました.私は会社を始めてもう20数年になるのですが,あの創業独特のワクワクした空気感を再び味わいたくて参加してきました.簡単にいうとエネルギー補給ですね.
とにかく参加者の多いことに驚きました.ざっと300人くらいは居たのではないでしょうか.創業フェアの内容はとても濃く「大阪の信用保証協会ってなかなかやるなー!」と思いました.
というのは昨年まで神奈川にいた私にとって,信用保証協会は銀行から上がってくる書類にハンコを押すだけというイメージしかないからです.とにかく信用保証協会が独自に動いている様子なんて見た事がありませんでした.
この日は大きく4つの講演がありました.まずは独自キャラクターで雑貨を作っておられる(有)アランジアロンゾのさいとうさんのお話し.一見幼児の描いた絵の様で少し可愛くないキャラクター達.この事をさいとうさんご自身もアランジアロンゾの特徴であると説明されていました.確かに一度見ると少し心に引っ掛かりを感じるキャラクター達です.(私はウオとワルモノが気に入りました)
そもそも創業フェア2018に行こうと思ったのは,このさいとうさんの「つくりたいものを好きなようにつくっていっしょうけんめいに売る」このキャッチを電車の中吊りで見て心が動かされたからです.これはとてもシンプルでとても本質を突いたメッセージです.
弊社の製品は基本物理法則が価値を決めるので,ブランドビジネスとは少し縁の遠い分野です.つまり同じものを他社が作れば,たちまち優位性を失うという脆弱性を持っています.なぜなら物理法則は誰にでも平等に答えを出してくれるからです.それだけに最近は「ブランド」というものに関心を持ち始めています.そういう意味でアランジアロンゾさんのビジネスは本当に勉強になりました.
それから京なか(株)の桂田さんと(株)ななつぼしの星野さんの対談.何度も何度もめげないでビジネスコンテストに挑戦されるお二人の姿を通じて,多くの人が感動したのではないでしょうか.確か星野さんは1000万の負債を抱えた事もあるとか.お二人のお話の共通点は,とにかく動けば必ず道は開けるし味方も増えるし突破口も開ける.と私は受け止めました.
桂田さんはLED関西のファイナリスト,星野さんは大阪起業家スタートアップの受賞者です.正直LED関西を知りませんでした.LED照明の何か?と思っていたのですが,経済産業省が主催する女性企業家応援プロジェクトだったんですね.そしてそのHPを見ると実に多くの女性起業家が参加され沸騰しています.経済産業省もなかなかやりますね.
フェアの帰り,一緒に行った知り合いと飲んで,一日を思い出しながら「凄いね凄いね」とベンチャー談義に華を咲かせていました.